「総決算」——不退転のリベンジ劇、そして「第2章」の集大成

2026年2月8日、新宿歌舞伎町の中心地・Zepp Shinjuku(TOKYO)。開演時間になり、会場が暗転すると、巨大スクリーンにOPVが映し出される。そこに刻まれていたのは、グループの波乱万丈な軌跡。2022年、第1章が「活動休止」という形で幕を閉じたこと、HASYAGE jpへ独立し第2章として再始動したこと。そして2年前、同じリベンジの地・Zepp Shinjuku(TOKYO)で過去最高動員を記録しながらも、パフォーマンスと動員数にメンバーが深い悔いを残したあの日の映像が流れる。しかし、2025年のLIQUIDROOM満員御礼、そしてSUMMER SONIC参戦という最高の勢いを経て、彼女たちは自信に満ち溢れた表情で再びこのステージに戻ってきた。

VTR終了後、ステージは決算報告会場になっており、スーツ姿の株主風の大人たちに囲まれたメンバーたちは、移籍後の具体的実績を報告するよう詰め寄られる寸劇がスタート。それに対し、メンバーはステージ上で「第2章」の圧倒的な数字を突きつけた。
- イベント総本数:610本
- ファンをメロメロにした回数:57万3285回
- サッカー選手を食事に誘った回数:2回(J2選手であったことも暴露)
株主(?)に扮したスタッフからは「そんなデタラメな数字で納得すると思うか?具体的に示せ!」と厳しい追及が飛ぶ。しかし、彼女たちの解答は明確だった。「そももん(ファンの愛称)のみんな、計算機を捨てろ!過去じゃねえんだよ!今の私たちが最高の証拠だ!!」。

証明するためのライブが幕を開けると、一曲目『売れたいマジで!』から会場のボルテージは一気に上昇。『米より愛して!』と続き、チヒロが「全員前来いよ!ゴーマイ人生!」とフロアを煽ると、呼応したそももんたちが一気に前方へ押し寄せる。メンバーが最前列のファンと力強くグータッチを交わす光景は、第一ブロックとは思えないフロアの熱狂を象徴していた。
直後の最初のMCでは、改めてメンバー一人ひとりが自己紹介を行った。そこで報告されたのは、チケット販売数1,000枚突破というグループ史上初の快挙であった。かつて「お客さんが5人だった時代」を経験した彼女たちが、自らの手でリベンジを確信に変えた瞬間だった。

中盤、『大怪獣』の間奏では、会場となった歌舞伎町のシンボルにちなんでミキがゴジラへと豹変するパフォーマンスを披露し、会場を圧倒した。続くセクションでは、「みんなこの曲待ってたんじゃないのー?」という煽りからスペシャルメドレーがスタート。

ここで投入されたのは、『TEPPEN☆』『ステラ』『TAnGlers』『ミーチューグッモー!』という、第一章からグループを支え続けてきた最強の代表曲たちだった。かつてはクライマックスを飾ってきたキラーチューンを、あえて中盤のメドレーとして一気に、かつ贅沢に叩きつける。その使い方は、過去に頼るのではなく、「今のSOMOSOMO」で勝負したいという絶対的な自信の表れに感じられた。一気にガソリンを注ぎ込まれたそももんの熱狂は、Zeppの天井を突き破らんばかりの勢いで加速していく。
熱狂の手綱を緩めることなく、『continue』では会場中のファンが腕を上げて回す圧巻の光景が広がり、コトコの「ここから上げていくよ!」という鼓舞で始まった『bullet through!!!!!!!』では、フロアの後方まで全員が肩を組んで絶叫を響かせた。Zepp全体が巨大な一つの生き物のように蠢くその光景こそ、彼女たちが目指してきた「全身全霊ではしゃぎ倒す」のひとつの完成形であった。

そして、この夜最も熱い瞬間が訪れる。『完全勝利かむとぅるー』のパフォーマンス中だった。本来「目指すのはあの場所!」と歌う歌詞を、ミキは迷いなく「目指すのは横アリ!」と言い換えて絶叫した。

かつて「客が5人だった時代」のどん底を経験し、借金や空席の悔しさを味わってきた彼女たちにとって、それは単なる希望的観測ではなかった。不退転の宣誓を込めたその言葉は、横浜アリーナという聖地を、第3章で必ず掴み取るべき「絶対的な目標」へと引き寄せた明確な宣言となった。
ライブ終盤、再び静寂が訪れたステージでメンバーが手にしたのは、昨年開催のLIQUIDROOMワンマンでも使用された「大号令メガホン」だった。

- シャンシャンマイ: 「皆さん楽しんでますかー!まだまだ終わったわけじゃないので、リベンジできてません!最後まで最高のライブにしましょう!リベンジするぞー!以上!」
- トマラナイチヒロ: 「私はここで歌い続けます!才能とかないから、続けてこれを最大にしてやろうと思います!以上!」
- アオイアオネ: 「SOMOSOMOでみんなとアイドルができて、マジで幸せです!大好きー!以上!」
- ツクヨミケイコ: 「借金も抱えたし、お客さん5人とかだったけど、デカい事務所にも負けなかったし、Zepp埋めたぞー!まだまだ、SOMOSOMOなら行けると思ってます!それにはみんなが必要です!これからもついてきてくれますかー!これからもいけますかー!以上!」
- ゴゴノコトコ: 「Zepp横浜もリベンジしたいぞー!ついてこいよー!ついてこいよー!いいねー。以上!」
- アルティメットミキ: 「スーパー…ウルトラ…アルティメット…ありがとー!!でもそももんよりも、誰よりも一番幸せになるのは、この私だー!これからもよろしく!以上!」
- コモレビヒヨリ: 「SOMOSOMOって、ガチで最高ー!このアイドル界、うちらSOMOSOMOの音楽で変えるぞー!以上!」
全メンバーの絶叫が止んだ直後、スクリーンにVTRが流れる。そこに映し出されたのは、次なる戦いの舞台。2026年7月8日、六本木EXシアターでの7周年記念ワンマンライブ開催が告げられた瞬間、会場はこの日一番のどよめきと歓喜に包まれた。

第2章を完璧に清算し、伝説を創るための「第三章」へと突き進むための、最初の挑戦が記された号外。SOMOSOMOという物語が、また一つ新しい、見上げるほど高いステージへと昇っていくことを全員が確信した瞬間であった。
重大発表の直後、披露されたのはアンダーグラフ・真戸原直人氏の手による新曲『僕らのままで』。 披露前のMCで、作詞のコトコは不安を打ち明けるような声で、けれど真っ直ぐに語りかけた。「ここにいる全員が一緒にEXシアターにいられるわけじゃないかもしれない。みんなそれぞれの日々があると思う。でも、新しい挑戦もここにいるみんな揃って行きたい」。ファンの日常に寄り添い、不安も期待も分かち合おうとするそのけなげな言葉に、会場中が息を呑んだ。

ブロックが終わると、制作者である真戸原氏がサプライズで登壇し、メンバー一人ひとりに花束を贈呈。楽曲に込められた「変わっていく時間の中でも、この絆だけは『僕らのまま』で繋いでいこう」というメッセージの温もりがステージを包み込んだ。
そして迎えた、正真正銘のラストナンバー。ミキが「SOMOSOMOの第二章みんなで締めくくろう!」と叫び、鳴り響いたのは『コンパス』だった。

これまで数々の節目を越えてきた彼女たちにとって、この曲は単なる締めくくりの歌ではない。大きな目標を達成するたびに訪れる「一区切りついた」という寂寥感や、ファンの心に芽生える「終わってしまった」という喪失感。それらをすべて打ち消し、「まだ先がある」「続きがあるんだ」と指ししめすための、未来への羅針盤。それがSOMOSOMOの『コンパス』。
第2章という激動の季節の終わりに、あえてこの曲を持ってきた意味。それは、ここでの成功がゴールではなく、まだ見ぬ第3章へ向かうための通過点に過ぎないという宣誓だった。
ラスサビに突入した瞬間、Zepp新宿の空を銀テープが埋め尽くした。キラキラと輝く光の粒子の中で、メンバーとそももんが一つになり、明日への指針を確認し合う。これまでの悔しさも、どん底の景色も、すべてはこのコンパスが指す「未来」へと続く道だったのだと確信させる、美しい大団円であった。

「総決算!SOMOSOMOありがとう!!」
ミキの絶叫とともに、第2章は幕を閉じた。しかし、Zepp Shinjuku(TOKYO)を去るファンの表情には「次のライブも楽しみだ」という確かな高揚感が宿っていたように見えた。第2章を清算し、自ら指ししめしたコンパスの先へ。SOMOSOMOとそももん達は「僕らのままで」、伝説を創るための第三章へと歩みを進める。
【セットリスト】
・売れたいマジで!
・米より愛して!
・Go my人生!
-MC-
・大怪獣
・メドレー(TEEPEN☆ > ステラ> TAnGlers > ミーチューグッモー!)
・continue
・bullet through!!!!!!!
・完全勝利かむとぅるー
・リーチライト
・never-ever
・blossom
・七変花
-MC (大号令式)-
・僕らのままで【新曲】
・QUEST
・With me
・Life
・必然性ユートピア
・コンパス
【Profile】
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アルティメット ミキ
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ゴゴノ コトコ
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ツクヨミ ケイコ
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コモレビ ヒヨリ
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シャンシャン マイ
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アオイ アオネ
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トマラナイ チヒロ
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