【REPORT】KIKO Debut Live – Kick In, Knock Out! –

2026年5月24日、SHIBUYA CYCLONEにて開催されたKIKOの待望のデビューライブは、会場全体が熱気に包まれ、忘れられない一夜となった。プロデューサーとメンバーの熱い想いが交錯するMC、そして圧巻のパフォーマンスが、新たな歴史の幕開けを飾った。
開演前の期待と運営陣の想い
ライブは、プロデューサーの松井奈々Pによる開演前のMCからスタートした。デビューイベントにかける並々ならぬ情熱が語られ、SNSでの情報解禁が少ない中、多くのファンがチケットを手に会場に駆けつけたことへの感謝が述べられた。
グループ立ち上げの経緯についても触れられ、所属事務所であるHASYAGE jpが約3年半という長い準備期間を経て、満を持してデビューさせる事務所初の新グループであることや、所属するSOMOSOMOが横浜アリーナを目指す中で松井Pの中に「後輩グループに経験を継承したい」という強い想いがあったことが明かされた。このグループが単なるアイドルグループではなく、未来を見据えた大きなビジョンを持って誕生したことが伺える。
ライブ序盤:覚悟を刻む熱狂のステージ
SEに合わせて会場全体が手拍子で一体となる中、ライトの点滅が始まりを告げる。いよいよパフォーマンスの時間が訪れる。ファンはメンバーの「覚悟」を全身で体感することになる。
待望の楽曲パフォーマンスがスタート。
1. Heart beat
「私たちの覚悟受け取ってください」というMCで始まった『Heart beat』。デビューライブのフライヤーを彷彿とさせる暗めのステージに、真っ赤なライティングがメンバーを照らし出す。会場のファンはメンバーに合わせて片手を上げ、上下に揺らし、一体感を高めた。曲のフィニッシュでは、メンバーが拳を突き上げ、その覚悟を力強く示した。
2. アイワナビー
続く『アイワナビー』では、赤と黄色のライトが激しく点滅し、会場の熱気をさらに煽る。激しいイントロに合わせ、アタフタ ユメナの煽りに呼応するように、ファンからも力強いMIXが飛び交った。ビックバン サクのソロパートは、デビューライブとは思えないほどの力強さで、観客を圧倒した。

MC:グループの軌跡と未来への誓い
激しいダンスナンバーを駆け抜け、会場の熱気が最高潮に達したところで、MCコーナーの明かりが灯ると、メンバーたちは荒い息を整えながらステージ前方に歩み出た。
それぞれのキャラクターが垣間見える挨拶が終わると、アタフタ ユメナから「ついに始まりました、kick in knock out! のカウント。デビューライブの皆さん、楽しんでますかーーー!!」と、会場へ向けて熱い煽りが飛び出すと、呼びかけに応えるように、客席からは割れんばかりの大歓声と拍手が沸き起こった。
続いて、これが初ステージとなるミカゲ ナギにマイクが移ると、デビューライブならではの緊迫した舞台裏が明かされた。普段は非常におしゃべりなメンバーが、緊張のあまり楽屋で声を発さなくなっていたという初々しいエピソードを披露。
さらに、本番前からビッグバン サクの目がすでに潤んでいたことが暴露されると、ステージ上は笑いに包まれる。張り詰めた緊張感の中にも、お互いを支え合うメンバーたちの仲睦まじく温かい関係性が伝わる一幕となった。
トークのバトンが再びユメナに戻ると、会場の空気は一転して真摯なムードへ。これまでの道のりの中で、メンバーそれぞれが味わってきた苦難や葛藤に触れながらも、それらを乗り越えて今、ここから先は「人生をかけて挑戦していく」という並々ならぬ強い想いが語られた。その決意と溢れる感情を歌に乗せて届けると宣言し、次ブロックのパフォーマンスへと繋げていく。

ライブ中盤:多様な表情を見せる楽曲たち
3. BE MYSELF
ヒダカトオル氏が手掛けたという『BE MYSELF』は、「もう何もかも信じられなくて…」という印象的な歌詞で始まるこの楽曲。それぞれのバックグラウンドを胸にステージに立つメンバーの今の想いを、歌詞とパフォーマンスを通して伝える。
青い光が5人の未来を照らすようにステージを彩り、「この道は譲れない」というメッセージを強調するようであった。
4. 透明な足跡
白と青のエモーショナルなライティングの中、『透明な足跡』が披露された。熱い中に爽やかさを感じさせるこの曲は、「みんなで歩んでいきたい」というメンバーの想いを伝えていた。5人の覚悟を言葉に表すことでスタートしたこの曲は、歌うのも難しそうな疾走感溢れる楽曲でありながら、メンバーは全力で歌い上げた。

5. ゼンブセイカイ!
これまでのクールな雰囲気から一転、『ゼンブセイカイ!』では笑顔が増え、可愛らしさとロック調のかっこよさが融合したKIKOの楽曲の幅広さを見せつけた。ピンクのライティングがポップな雰囲気を演出し、会場全体が明るいムードに包まれた。

6. BLUE
寺嶋夕賀氏が作詞を手掛けた『BLUE』では、メンバーから「みんなを支えたい」という温かいメッセージが込められていた。この曲は、ファンへの感謝と、共に未来を歩む決意が込められているようだった。
MC:未来への約束とメンバーからのメッセージ
再びのMCではメンバーからファンへの感謝、これまでの道のり、そして未来への決意が語られた。さらに、ライブ当日深夜(2026年5月25日0:00)からのサブスクリプションサービスでの6曲同時リリースと、デビュー半年後(11月18日開催)のファーストワンマンライブのサプライズ発表には、会場からひときわ大きな歓声が上がった。
サブスクでの楽曲公開やファーストワンマンライブの発表に続き、メンバー一人ひとりから改めてファンへのメッセージが送られた。
- ビックバン サク: 「デビューライブでこんなに人が集まるのは幸せなこと。人生かけて頑張る、ついてきてほしい。」と、ファンへの感謝とこれからの活動への強い決意を語った。
- ミカゲ ナギ: 「人生初のステージ。みんなの顔を見て、この道を選んでよかったと心から思った。まだまだだけど、一緒に歩んでいきたい。」と、未経験ながらもアイドルとしての道を歩み始めた喜びを伝える。
- チャン バク: 「ここに来るまでに遠回りしてきたけれど、メンバーとファンという素晴らしい人たちに出会えた。みんなを明るく照らしていきたい。」と、これまでの道のりを振り返り、未来への希望を語った。
- ツムギ ルリ: 「四年ぶりのステージ。ここに来るまで本当に悩み、挫折もしてきた。この選択を正しかったと言えるように、メンバーも愛してほしい。」と、再出発への強い覚悟と、ファンへの深い愛情をにじませる。
- アタフタ ユメナ: 「宮城から上京してきた。死ぬまでアイドルってずっと言い続けてる。みんなも人生かけてついてきてほしい。」と、故郷を離れてアイドルに人生を懸ける熱い想いを伝え、ファンとの絆を誓った。
MCの最後には「熱いフロア見せてくれますか!」という煽りが入り、会場の熱気は再び最高潮に達した。
最終ブロック:熱狂のフィナーレ
最終ブロックでは、再び3曲が披露され、会場の熱気は冷めやらない。

7. BE MYSELF&8. アイワナビー
2回目の披露となった2曲では、ファンも一層力強いコールでメンバーに応え、会場全体が一体となって歌い上げた。
9. BLUE
そして、ライブの最後を飾ったのは『BLUE』。メンバーはピースを掲げ、最高の笑顔でフィナーレを迎えた。このデビューライブは、KIKOの新たなスタートを告げるだけでなく、メンバーとファンが共に未来を築いていく決意を新たにする場となった。これからの彼女たちの活躍に、ますます期待が高まる。

PHOTO:白石達也
TEXT:松本新之介(.yell inc.)
【セットリスト】
- Heart beat
- アイワナビー
MC
- BE MYSELF
- 透明な足跡
- ゼンブセイカイ!
- BLUE
MC
- BE MYSELF
- アイワナビー
- BLUE
【ライブ情報】
タイトル:未定(1stワンマン)
日時:2026年11月18日(水)
会場:「WOMB LIVE」
