【雨ソラ】雨模様のソラリス―――等身大の4人が見せる「ありのまま」【INTERVIEW】
「心配しなくても、4人で全然素敵だよ」。そんなふうに思えるほど、この半年間で彼女たちの空気感は変わった。背伸びしていた5周年のワンマンから半年。対バンを重ね、グループとして深みを増してきた4人に、この半年の変化と、8月21日に控える新宿LOFTワンマンへの想いを聞いてみた。
――5周年ワンマンからまもなく半年、あの時の自分たちに答え合わせをするとしたら、どんな言葉をかけますか。
たべる子: 「あの頃はやりきったなと思って、そこからあんまり振り返ることなく、そのままいっぱいライブをしてきたので、正直何をしたかはあんまり覚えてないんですけど、楽しかったことはよく覚えてます(笑)。2月のワンマン以降は、対バン先の方や好きなバンドのライブを見に行くようになって、本当に色んな形のライブがあるんだなって思うようになりました」

――そんな半年を経た今、あの時の自分たちにどんな言葉をかけますか?
たべる子: 「どんな言葉って言われると難しいんですけど(笑)。『そんなに心配しなくても、4人で全然素敵だよ』って声をかけると思います。あの頃と変わらずやってますよって」
小泉よう: 「今の自分の状態と比べると、あの頃は『4人が一番いい』というのをみんなに見せようと、必死に4人の形を模索していた気がします。当日まで不安と自信を行ったり来たりしていたのも、今思い出しました。……なんか、大丈夫だよ、じゃなくて、素敵だよ。あの頃は少し背伸びしていたけど、それが割と等身大になったっていう感じが近いかもしれません。次はもう少しリラックスして臨めそうです。みんなで好きにやろうって感じですね」
清野宮あんな: 「楽しかったです。前にいた人も、端っこで見ていた人も、後ろの方にいた人も、同じくらいの熱量で『良かった』って言ってもらえたのが、ただただ嬉しかったです。後ろの通路まで人が入ってくれていて、みんな盛り上がっていたのが印象に残ってます」
神咲雅: 「全然この質問の意図と違いそうなことを考えちゃったんですけど……当日の写真を見返していたら、ちょっと気合が入りすぎメイクが濃かったなって(笑)。それくらい気合が入っていたんだなと思います。今回は、その頃と比べると少しギャップになりそうです。前回は緊張もありつつ、でも楽しく臨めた、という感じでした」
「グループとしての厚みが増してる」
――3月から8月にかけて、10月の「雨ソラフェス2026」へ向けた対バン企画『Road to the Festival In the Rain 2026』として、4本の対バンに取り組んでこられましたね。この道のりで、4人の絆やパフォーマンスに何か変化を感じる部分はありますか?
小泉よう: 「対バンした皆さんの色がそれぞれ違う中でも、毎回『いい対バンだった』と思ってもらえるものを作れたのは、対バン相手を考えてくださった方々への感謝もありますし、出てくださった皆さんがいい方ばかりだったからだなと思っています」
あと、そのおかげで、普段の対バンでも『お疲れ様です』と声をかけられる関係が増えたのも嬉しかったです。毎月、対バンがあって、その後に単独があって……という長い尺で一緒に遊べる場所を積み重ねてきて、回数を重ねる意味はすごくあったなと思っています。グループとしての厚みが増してきている気がしますね」
――対バンを重ねる中で、小泉ようさん自身に何か変化はありましたか?
小泉よう: 「5周年の頃までは、歌を上手に歌いたい、みんなを楽しませたいという気持ちが中心だったんですけど、5周年が終わって新しい曲も増えてきて、改めて自分たちの曲っていいなと思うようになって。ダンスやパフォーマンスの面でも、雨ソラの曲をちゃんと届けなきゃいけないな、って思うようになりました。ちょっと大人になったというか、届けたいなという気持ちになりましたね」

虹は、「素晴らしい世界」
――8月21日のワンマンタイトルは『somewhere over the rain(bow)』。グループ名でもある「雨」を経て、そこに続く「虹」にはどんな想いを込めていますか?
神咲雅: 「私なりの解釈なんですけど、虹って“素晴らしい世界”のことだと思っていて。フロアのみんなを、その素晴らしい世界だと仮定して。レインボーって『レイン』と『ボウ』に分かれるらしくて、レインが雨、ボウが“おじぎ”という意味らしいんです。だから、素晴らしいフロアに対して,私たちから『ありがとう』という感謝の気持ちを込めています」
「一緒に作っていける距離感」
――会場は新宿LOFT。LOFTの思い出や、「LOFTといえば」ということがあれば教えてください。
清野宮あんな: 「ライブハウスといえば新宿LOFTというくらい、やれること自体がすごく嬉しいです。あと、この場所ならではの距離感が本当に良くて。一緒に作っていけるような距離感、熱量の中でやれる会場だと思っています。ライブに関して、ロフトだからこう、というのは特になくて、いつも通り楽しくなればいいなという気持ちです」
――前回の新宿LOFT公演(雨模様のソラリス 3rd ONE MAN LIVE「粧す此の夜」)で、印象に残っていることはありますか?
清野宮あんな: 「前回の時は、ライブ中にギックリ腰になっちゃって(笑)。オムライスを食べるのを楽しみにしていたんですけど、私だけ座ることもできなくて、立ったままオムライスを渡されました。『あんなちゃん、よく頑張りました』って言われながら、そのまま食べたのを覚えてます(笑)。今回はちゃんとメンバーみんなで座って、オムライスを食べたいなと思ってます」

「可愛いなって思わせて、引っ張ってくれてる」
――ここからは前回のインタビュー(雨模様のソラリス、結成5周年の独白。―――もがき、悩み、それでも「今が一番いい」と彼女たちが言い切る理由)のお話に合わせて「1人が次の1人について語る」指名形式で伺います。まずは清野宮あんなさんに。たべる子さんの魅力を教えてください。
清野宮あんな: 「え!優しい……ですかね」
――なるほど、どんな時にそうやって優しさに助けられているなって感じますか?
清野宮あんな: 「本当に優しいんですよ。困っている人がいたら、『どうしたの、どうしたの』ってすぐ駆け寄っていくところとか」
たべる子: 「(笑)いや、優しくないよ私は。」
清野宮あんな: 「絶対そんなことない(笑)。あと、他のアイドルさんとはまた違う盛り上げ方をするなって思っていて。可愛さもありつつ、なんか“たべちゃん”って感じの引っ張り方というか。作っているというより、たべる子のそのままの良さが、ライブに出てるんじゃないかなと思います。可愛いなって思わせて、ちゃんと引っ張っているところもあるし」
たべる子: 「(照れながら)……ありがとう。もともとこういうキャラクターではあるんですけど、いずみんが卒業してから、いずみんの可愛い感じを自分が受け継ごうと思って、オタクにも言ってたんです。以前はどちらかというと荒々しいライブをしていた気がするんですけど、今はちょっと落ち着いて。ちゃんと受け継げているのかなと思えました」
「雨ソラがもっと素敵なものになったらいいな」
――続いて、たべる子さんに。小泉ようさんの”意地”のようなところについて、感じることはありますか?
たべる子: 「ようちゃんは『過去の自分に負けたくない』っていう意地を、あまり人前では見せないタイプで、影で努力しているんだと思います。でも、それは自分のためだけじゃなくて、雨ソラ全体のことも思ってのことだと思っていて。最近、ライブが終わるたびに『ここが良かった』ってメンバーに伝えてくれるんです、毎回。それってきっと、自分も努力しつつ、雨ソラ全体を良くしたいという気持ちがあるから、ちゃんとライブ中に見つけたポイントを言葉にしてくれてるんだと思います」
小泉よう: 「(笑)確かに、みんなにはあんまり言わないかもしれないですね。過去の自分に負けたくないっていうのは、結構自分との戦いで。チケットを去年より売りたいとか、そういう気持ちは自分の中で完結しているものなんです。でも、雨ソラに対しては“負けたくない”というより、“もっと素敵なものになったらいいな”という気持ちでずっとやっている感じですね。いいところはずっといいままであってほしいし、だからこそ、みんなで『ここをこうした方がいい』って言い合えるのは、いいグループだなって思います」
「一番の楽しみは、特典会終わりのビール」
――神咲雅さんに伺います。清野宮あんなさんが一番活き活きしている、ライブハウスを楽しんでいると感じる瞬間はどんな時ですか?
神咲雅: 「ライブ中、盛り上がっている瞬間もあれば、フロアのみんなと一人一人、すごく繊細に目を合わせている瞬間もあって。どちらも素敵だなと思っているんですけど……一番ライブハウスを楽しんでいるなと感じるのは、実は特典会終わりのビールなんです(笑)」
清野宮あんな: 「あ、その話なんだ(笑)。楽屋だったり会場だったりで、その後のライブを見ながら、自分で買ってぐっと飲む一杯が本当に美味しくて(笑)。ライブをやった後は体温が上がっているので、最初の一口をカーッとやりたくなるんです。MCでもたまに話しているんですけど、ファンの方にも『そういう含めてライブなんだ』って伝わっていたら嬉しいです」
「静かな炎」
――最後は小泉ようさんに。神咲雅さんの中に眠る「熱さ」を感じた瞬間はありますか?
小泉よう: 「雨ソラができて2〜3ヶ月の、本当に初期の頃なんですけど、みやびちゃんがライブでミスをしてしまって、終わった後にすごく反省していたことがあって。あの時、『雨ソラが舐められたくない』って、自分のミスで雨ソラがかっこよくないグループだと思われるのが嫌だ、って言っていたのを覚えています。それくらい熱いところを、当時から感じていて。今も多分、みやびちゃんの中には“理想の雨ソラ”があって、それを追い求めているんだと思います」
だから、本人はストイックだから『熱くなれない』って思うこともあるかもしれないけど、一緒にステージに立っていると、みやびちゃんだからこそのパフォーマンスをしているのが伝ってくるので、それ自体がすごく熱のあることなんじゃないかなと思います。静かに、絶えない熱さというか。冷たい炎、というのが近いかもしれません。衣装のこだわりとか、ステージに立つ自分に対するストイックさも、自分では当たり前だと思ってやっていることなんですけど、傍から見たらそこまでできるのはすごいなと思います」

「バラバラの色で溢れた、透き通る世界を」
――優しさ、意地、開放感、静かな炎――。それぞれ違う色を持った4人の成長と、お互いへの感謝が織りなすステージ、楽しみですね。
たべる子: 「そう言ってもらえて嬉しいです。実は、ワンマンに向けてひとつお願いがあって……この間、大阪で『new be continued』を歌った時、落ちサビの『バラバラの色で溢れた、透き通る世界をつくろう』という歌詞が、すごく自分の中で響いたんです。私の担当カラーは緑ですけど、この歌の世界観を完成させるのは私一人じゃない。皆さんがそれぞれの想いを込めた『推しの色』を掲げてくれることで、ようやく本当の虹がかかるんだって。……だから、ライブ当日は皆さんの色でフロアをいっぱいにしてもらえたら、最高に嬉しいです」
小泉よう: 「それぞれの推しの色もあると思うから、たべの落ちサビが終わったあとの、みんなで歌う『カラフルな雨で満たして』のところがいいんじゃない? 最後の最後は、そこでみんな色を全部光らせて、キラキラの景色を見せてほしいな」
たべる子: 「それいいね!『カラフルな雨で満たして』のところでお願いします!ワンマンでは、その景色が見られたらいいなと思っています」
「気張りすぎず、いつも通り」
――最後に、8月21日の新宿LOFTワンマンに懸ける意気込みを、それぞれの言葉で聞かせてください。
たべる子: 「そもそも私、今年の目標が『色んな音楽を聴いたり、ライブに行く』ことだったんです。ミスっちゃったって言ってる人もいれば、ハプニングがあるライブもあって。勝手に『完璧なライブをしなきゃ』って思っていたけど、上手くいかないことがあるのは私たちだけじゃないんだ、って気づけたんです。だから、完璧を目指しすぎないで、気楽にやりたいなという気持ちがあります。今の4人を見に来てね、という気持ちです」
小泉よう: 「ありのままの4人でライブをするので、絶対に後悔させない日にするので、来てください♡……まだ買ってない人は、本当に来なくていいの?♡なんて(笑)。みんなぜひ来て、一緒の時間を過ごしてくれたら嬉しいです」
清野宮あんな: 「自分も、ライブを心から楽しめたらいいなと思っています。チケットを買ってくださっている方は楽しみな気持ちで、気をつけて来てください。まだ迷っているという方も、見に来てみてもいいんじゃない?って思います」
神咲雅: 「気張りすぎず、いつも通り。繊細に、綿密に、私らしく、雨ソラの音楽をステージから届けられたらいいなと思います!」
背伸びじゃなく、等身大の姿で立つ4人。4か月続けての主催ライブを越え、そのグループとしての厚みは、今や確かな熱を帯びている。優しさ、意地、開放感、静かな熱――それぞれ異なる色を抱えたまま、時間をかけて彼女たちは自分たちの色をより深く、鮮やかにしていった。
「Somewhere over the rainbow」――虹の向こうにある素晴らしい世界を、彼女たちは今、自分たちの物語として描き出そうとしている。8月21日、新宿LOFT。 今回のタイトルに込められた、雨ソラが届ける「お辞儀(bow)」。その感謝を携えて、虹の向こう側で、4人が待っている。あなたの色を、その場所に届けに来てほしい。
TEXT:松本新之介(.yell inc.)

イベント詳細
- 日程:2026年8月21日(金)
- 会場:新宿LOFT
- 時間:OPEN 18:00 / START 19:00
- 出演:雨模様のソラリス
(たべる子・小泉よう・清野宮あんな・神咲雅)
チケット情報(+1ドリンク代別途)
| 種別 | 料金 | 特典・備考 |
| 好天チケット | ¥12,000 | メンバーサイン入りパスステッカー 好天チケットTシャツ(カラー・サイズ選択可) 囲み写メ |
| 一般チケット | ¥3,500 | 7月21日(火)21:00販売開始 |
| 手売りチケット | ¥3,500 | 会場販売(メンバーサイン付き) |
- 入場順:好天チケット > 一般チケット > 手売りチケット
- 好天チケット抽選:2026年7月15日(水)23:59まで受付中!
チケット申し込み・詳細はこちら公式スケジュールページ
https://amesola.dspm.jp/schedules/114560好天チケット抽選申し込み
https://perfectmusic.zaiko.io/item/383182